ハスキーボイスで酔わせて


俺は身体を起こし彩にメールの返信をした後、

ベッドから降りてリビングへ向かった。







「あー牛乳しかねぇな…。コンビニでも行くかぁ」


男の一人暮らしなんてこんなもん。

冷蔵庫には飲み物と調味料ぐらいしか入ってねぇ。


寝癖だらけの頭をぽりぽり掻きながら、ひとまず牛乳を出してそのまま口飲み。



空っぽになった牛乳パックをゴミ箱に捨て、
薄暗い部屋を明るくするためカーテンを勢いよく開けた。



< 25 / 316 >

この作品をシェア

pagetop