ハスキーボイスで酔わせて
俺は身体を起こし彩にメールの返信をした後、
ベッドから降りてリビングへ向かった。
「あー牛乳しかねぇな…。コンビニでも行くかぁ」
男の一人暮らしなんてこんなもん。
冷蔵庫には飲み物と調味料ぐらいしか入ってねぇ。
寝癖だらけの頭をぽりぽり掻きながら、ひとまず牛乳を出してそのまま口飲み。
空っぽになった牛乳パックをゴミ箱に捨て、
薄暗い部屋を明るくするためカーテンを勢いよく開けた。