初恋は不思議な国で




「はい!とっても!!」





セリアは微笑んだ。






「そうか・・・」


王は切なそうに笑った。









すると俊也はもう一度セリアを抱きかかえなおした。



「よし!


じゃ、もう会うこともねぇだろうから行くぞ!



じゃーな、王!」









セリアはまた顔を赤くして、叫ぶ。


「しゅっ、俊也!?




お父様!



・・・さようなら!!」




最後はちょっとさみしそうに。














そして俊也たちは 家 へと向かっていったのです。

















・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







「・・・王。

止めなくてよかったのですか?」



セリアを捕まえていた、あの部下が小さく問いかけた。







王は微笑した。


「いいのだ。

どうせこうなるだろうとは思っていた。」




部下もつられて微笑した。

「さすが・・・

あなた様の娘ですね」




王は笑う。


「替え玉、なわけあるか・・・。


あいつはセリア姫の正真正銘の姉だ。」
































































< 99 / 127 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop