初恋はレンタル彼氏
あとなにか断る口実は……そだ!



「う、漆原くんの気持ちもちゃんと聞かなきゃじゃない?私となんかじゃ…絶対嫌がるよ」


そうだよ!

その手があった!




「大丈夫。玲にはあたしから言うから」

「いやいや、そうゆうわけじゃなくて…」

「玲はあたしの言いなりだから、断らないよ」


!!

言いなりって…

まだ付き合ったばかりなんじゃないの?




「とりあえずさ…1ヶ月お試し感覚でレンタルしてみたら?さっきも言ったけど……お金はいらないからさ。あたしが欲しいのは…」

「?」

「あんたの・・・」

「え?」

「ううん、なんでもないっ。あ…次の授業体育だよね?あたし苦手だから、保健室でサボるわ」

「あ…」


愛梨はかばんを持って、笑顔で私に手を振って走っていってしまった。


私はひとり…

目を点にするしかない。




彼氏をレンタルなんて…

聞いたことないよ。


冗談だよね…?
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