初恋はレンタル彼氏
私は友達が多い方。

でもそれは、うわべだけの付き合いで、
本当に自分のことを話せる友達はひとりもいない。


昔から、ひとりぼっちになったことはなかった。

私の周りにはいつも友達がいたけど…その友達には私とは別の特別な“友達”いた。

みんな…私を特別にはしてくれない。



でもみんな私に話しかけてくれる。

私はいつも違うグループも女子たちと、こうしてお弁当を食べ、まるでローテーションしているみたいな日々。


おかげで携帯のメモリーには、たくさんのアドレスが登録されているけど…私から連絡をすることはまずないし…

ま、慣れてるからいいんだけど。





「お腹いっぱい~」

「でもデザートはいける」


お弁当を食べ終え、それぞれかばんにしまう。




「ちょっとトイレ行ってくる」

「はいよ~」


私はかばんを持って、逃げるようにトイレへ向かった。








「ふう…」


なんだかんだで…

ひとりでいる時が一番落ち着くかも(汗)


今日のあのグループ…

どっちかってゆうと真面目系だからね…
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