神様さえも朽ちらせる忌わしき呪物

 「君は逃げてばかりで、向き合うことも出来ない。それでいて力ばかりがあって人の生を“閉じてしまう”」

 「うるさいっ!」

 触れようとしていた手を振りかざし、ロキに触れたと同時に我に返った。

 気づいた時は既に遅く、恐ろしく思い数歩後退したと言うのに。


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