変わった同居人


だけれど、私は結局捨てきれることなんて出来なかったのだ。



淡い夢も、かすかな希望も


あるかもしれないと心のどこかで思ってた。




だから―――…




「淡島さん、今日は午後から雨が降るそうですから、傘忘れないで下さいね。」




「あぁ。分かった。」




こんな何気ない会話でも話すことの出来る幸福に喜びを感じている。





……自分のしたいこと、探してみようかな…
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