変わった同居人


「…あ、……あの…友達が…勉強会を一緒にしようと誘ってくれたんです…」




「良かったな。
家のことは気にせず行ってくれば良い。」




……やっぱり淡島さんは優しすぎる。




「そ、それなんですがっ……!!
と、友達が私の家で勉強会したいってっ……言ってきて……」




「くくっ……」









「ハハッ……」




淡島さんが…笑ってる?


声を上げて……?


貴重だ。かなりレアだ。


というより一体どうして笑われているのだろうか?




「いや…すまない。
――少し嬉しかった。」




淡島さん的にはにかみながら(←他の人なら引きつった笑顔)言った。
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