☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
わたしたちは思わず笑い出した。


でもそうやって二人で笑いながら、わたしは顔が赤くなっているのは寒さのせいだけではないことに、本当は心のどこかで気づいていた。


あの日、剛と一緒にバイクであの場所に行ってから、何となく・・・、


剛のことをそれまでのように、ただお兄さんのような存在として、見ることができなくなってしまっている自分がいる・・・。


でもそのことに気づきたくない自分もいる・・・。




「ねぇ、時間があることだし、二人で街で遊ぼっか?」


「うん、そうしようよ。」


わたしたちはベンチから立ち上がると、公園を出て、街中へと歩き出した。




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