☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
「じゃあ、そろそろ帰るか。」


「うん。」


辺りは薄暗くなり、空には一番星がまたたいている。


わたしはいつものように剛のバイクの後ろに乗り、剛につかまった。


バイクが動き出し、わたしの家を目指して走り出す。


わたしは愛情を込めて、剛の体にぴたりとくっついていた。





かっちゃんと過ごしたおととしの夏休み。


あの夏休みのことは、一生忘れることはないだろう・・・。


でも今のわたしには、剛というとても大切な人がいる。


剛がわたしの心をあたたかく包み込んでくれる。


そして剛と作っていく思い出が、新たな記憶として、わたしの心に蓄積されていく。


過去の記憶は、オブラートでくるんだように、徐々に薄らいでいく・・・。


かっちゃんはわたしにとって、もはや過去の人となる・・・。






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