☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
わたしは窓辺に座り、美幸のためにオルゴールを鳴らした。


きらきらした音色とともに、白い陶器の女の子がくるくると回りだす。


わたしの胸には、美幸が楽しそうに踊っている姿が浮かんでくる。


わたしは空を見上げて、美幸に話しかけた。



メリークリスマス、美幸。


お母さんは今日、17歳になりました。


クリスマスケーキは、おしいかった?


たくさん食べてくれたかな?



わたしには、天国から微笑みかける美幸の顔が、見えたような気がした。





剛がくれた紫のチューリップの花言葉を知ったのは、新しい年が明けてからだった。


図書館に本を返しに行ったときに、花言葉の本を見つけて調べたのだ。



紫のチューリップの花言葉。


永遠の愛。



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