☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
「そうかぁ。じゃあ、来年から寂しくなるね。」


「うん。でも欧米では新学期が九月からだから、まだ当分の間は日本にいるよ。多分、向こうに行くのは、来年の夏くらいからになるかな。」


「ねぇ梓、もしかしたら、梓の運命の人って、外国にいるのかもしれないよ!」


わたしはわざとそう言ってみた。


「うん、そうかもしれないね!」


梓はわたしの言葉にうなずいた。


「運命の人がわたしにカナダに来いって、呼んでるのかも!」


わたしたちは半分真面目、半分冗談気分で、笑いあった。





そして今年も冬がやってきた。


十二月初め。


わたしは梓に、今年も三人で一緒に、クリスマスパーティーをしようと提案した。


でも梓は、今年のクリスマスイブは、わたしと剛の二人きりで過ごすようにと言って、ゆずらなかった。


梓なりに親友として、気を使ってくれたのだろう。


梓とはクリスマスの前に、二人で会う約束をし、早めにクリスマスプレゼントを交換することにした。



わたしはもうすぐ18歳になる。


わたしと剛の約束――。


セックスのこと。


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