雨の日の追憶 〜クランベールに行ってきます 本編ロイド視点〜
ロイドはガラクタをよけながら進み、奥の扉を開いた。
入って左手のソファにブラーヌが座り、テーブルの上に広げたガラクタのひとつを手に、虫眼鏡で眺めている。
ロイドが入ってきた事には気付いているはずだが、こちらに目をくれようともしない。
ロイドは右手にあるダイニングテーブルの上に、肩に担いでいたポータブルコンピュータを袋ごと置いた。
「また、たくさん持って帰ったのか。その内寝るところがなくなるぞ」
ロイドが声をかけても、ブラーヌは虫眼鏡の奥を眺める事に熱中している。
そのまま顔も上げずに答えた。
「一通り調べたら、文化局の資料室に持って行くから大丈夫だ」
「それ、半年前にも聞いたが、一向に減ってない気がする」
「そうだったかな」
そう言った後ブラーヌは、ふと何かを思い出したらしく、手にしたガラクタと虫眼鏡をテーブルの上に置いた。
入って左手のソファにブラーヌが座り、テーブルの上に広げたガラクタのひとつを手に、虫眼鏡で眺めている。
ロイドが入ってきた事には気付いているはずだが、こちらに目をくれようともしない。
ロイドは右手にあるダイニングテーブルの上に、肩に担いでいたポータブルコンピュータを袋ごと置いた。
「また、たくさん持って帰ったのか。その内寝るところがなくなるぞ」
ロイドが声をかけても、ブラーヌは虫眼鏡の奥を眺める事に熱中している。
そのまま顔も上げずに答えた。
「一通り調べたら、文化局の資料室に持って行くから大丈夫だ」
「それ、半年前にも聞いたが、一向に減ってない気がする」
「そうだったかな」
そう言った後ブラーヌは、ふと何かを思い出したらしく、手にしたガラクタと虫眼鏡をテーブルの上に置いた。