元恋人の甘い痛み【完】
今から貴方が猫なで声の女を抱こうが、一晩中キスをして肌を重ね合おうが、嫉妬なんて有り得ない。


この胸のモヤモヤは、いつも凛として勝ち誇った様な貴方の痛々しい姿を見たから。


だから胸がつっかえてるだけ。


「…おやすみなさい」


私をじっと見つめる雷牙に再び背を向けて歩き出す。


もうあの頃の私とは決別したの。


あの頃の私はもう居ない。


…貴方が嫉妬し様と何だろうと、関係ない。


……関係ないわ。
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