私の声


そんなこと考えてると、いつの間にか隣に俊がいた。


「梨沙はしないのか?」


『みてるだけで楽しいから』


「そっか」


ほんとにみてるだけで楽しい。


こっちまで笑顔になる。


「梨沙?」


なに?と言う意味で俊の方を向いた。


チュ

え?

今何が起きたの…?


え……キスされ…た?


ほっぺだけど。


私が放心状態でいると。


「好きじゃないやつにはこんなことしないからな」


と言って、みんなのとこに行ってしまった。


私はまだ頭がついていかない。



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