【完】プリンセス
アイツ……何考えてんのよ?!
何が奪うなわけ?
奪わなくたって、私は、陽呂の物じゃないっつーの。
無理矢理……形だけなんだから。
誰かが、触れれば簡単に壊れる様なもんなんだから。
お願い……邪魔しないで。
崩さないでよ……。
せめて、今のままで。
このままでいいから、そばにいたい。
それすら……駄目なの?
「心菜さん、あの人は、気をつけて下さいね?」
「生徒会長……の事?」
黙って頷く。
「何かあるの?生徒会長と?」
「……いえ、別に。」
にこっと笑顔を残して遠くに視線を向けた。
何が奪うなわけ?
奪わなくたって、私は、陽呂の物じゃないっつーの。
無理矢理……形だけなんだから。
誰かが、触れれば簡単に壊れる様なもんなんだから。
お願い……邪魔しないで。
崩さないでよ……。
せめて、今のままで。
このままでいいから、そばにいたい。
それすら……駄目なの?
「心菜さん、あの人は、気をつけて下さいね?」
「生徒会長……の事?」
黙って頷く。
「何かあるの?生徒会長と?」
「……いえ、別に。」
にこっと笑顔を残して遠くに視線を向けた。