ドライヴ〜密室の教習車〜
「そっか。それで……与田さんは村上隆志さんと同じ学校だったんですよね?」


 篠さんの言葉に里子ちゃんの肩がわずかに揺れる。

 いよいよ、核心に触れたのだ。


「……は、はい。高校も同じクラスでした」

 それは知らなかった。

「村上くんって、普段どんな子だったの? やっぱりクールな感じ?」

 私が聞くと、里子ちゃんは頷いた。

「うん、最近はずっとあんな感じで、全然しゃべらなかったかな……」

「最近?」
 篠さんが少し身を乗り出した。

「あ、はい。前はもうちょっと違ったんですけど……」


 その時、店のドアが開いた。

 相川翔太くんだった。
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