いじわるな君に恋をする



「花音、もう行こうぜ」


俺は花音の肩を掴んでいる正樹の腕を掴んだ



「いてて!!朔弥痛いって!!

てか、また花音ちゃん独り占めかよ!?」




うるせーな






「花音、行くぞ」

「え、あ、うん!」




花音は正樹の手を払いのけ、俺の元にくる





「花音ちゃん、なんで朔弥にはついてくのに、俺にはついてきてくんないの!?」



すると花音は、少し顔を赤らめて




「私、男苦手だから…

朔弥じゃないと不安になるの

だから…ごめんね」






ドッキーン




ヤバいヤバい


めちゃくちゃ嬉しい




なんだこの可愛い生き物は




抱きしめてぇ!!




ダメダメダメ



抑えろ俺!!


まだ付き合ってねぇし、手ぇ出すのはダメだ!!


ちゃんと付き合ってから!!









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