『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「離してよ。」
怒る優さん。
「やだよ。離さない。
俺と結婚してくれるって言うまで
離さない。」
・・・・・やばいな、これじゃ変態か?
「・・・・・・・・・・」
優さんの沈黙が恐い。
「優さん?俺本気だよ。
お腹の子供は俺が育てるから。
俺の子供じゃなくても
優さんの子供でしょ?
愛せる自信あるし。」
これが、夜中に考え続けて
俺が出した答え。
「あんた本当、馬鹿・・・・・」
抱きしめていて顔が見えないけど
優さんの声は少し震えている。
「考えさせて・・・・・」
それだけ言って優さんは
軽く抱きしめ返してきた。