気持ちの先にあるもの
そのあと何枚か慣れないながらに4人でプリクラを撮った。

出来上がったプリクラの僕の顔はまぁひどかった。。

真顔はもちろん・・・
半目、ひきつり笑い・・

見ていると情けなくなる。隣にはいろんな笑顔の雪江がいた・・・


そろそろいい時間になってきて、僕らは解散することになった。

達也はプルプルと連絡先を交換していた、
達也もプルプルも携帯を持っているので見せ合っていた。

僕はまだ携帯を持っていない、高校が決まったら買ってくれるらしい。

こういう時に便利やねんなぁ・・・

雪江をちらっと見ながら無性に欲しくなった。

「あの2人うまくいったらえぇね!また私たちも遊ぶ時呼ばれるんかなぁ?」

雪江が小声で話しかけてきた、

「呼ばれそうやなぁ!」

「私らは私らで作戦会議しよか!春樹君がもしよかったら!!」

雪江がニコニコしながら携帯を出して提案してきた。
・・・携帯ほしいぃ!!
心の底から初めて携帯が無い事に後悔を感じた。。

「ぜ、全然賛成やねんけど、携帯まだ無いんよ・・」
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