気持ちの先にあるもの
暑い・・・暑い・・・


何でこんなに学校って暑いんや・・・

クーラーぐらいつけろよ。
今時扇風機って・・・


昼休みの蒸し暑い教室に生暖かい風を一生懸命運んでいる。


昼休みは僕の昼寝タイムやのに寝れない・・・

今日は曇りで寝れそうだったのに。

「春樹くん!」

あれっ!教室のドアらへんで雪江が手招きしてる。


「どしたん?」

雪江のところに行くといつも通りニコニコしている、

ほんま雪江はいつもむっちゃ元気というか何も考えてないみたいに明るいな。

やっぱあれは夢やなぁ、
雪江が好きとかありえない友達としては明るいいい子だが。


「今日も暑いなぁ!今日も汗だらけなって寝てるかと思ったわ、起きててよかった。」


ほら!人を呼んでおいてかなり意味の無い会話を笑顔で始まる。

まぁもう慣れたが・・


「いつも寝てるような言い方しない!!んでどしたん?」


「アハハ!あんなぁ理恵たちもうすぐ1年やんかぁ!やから内緒でプレゼント買いに行かん?」

「もう1年かぁ!早いなぁ、別に良いけどいつ行くん?」


「今日!!」


・・・あ、そう!
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