もっと、きっと、ずっと、ずっと。
「おぬしがぁ・・・聡?
ん?これなんて読むんじゃ?」

「カグラさん
ちゃんと部長の話聞いてました?」

「んー・・・そこそこじゃな。
で、これなんて読むんだ?
タスク、おめぇ、読めるんだろぉ?」


突然
二人の男が俺の前に現れた。

俺に話をしたいのは察したが
正直わけがわからない。

逃げても・・・いいのかな?


「私は話しっかり聞いてましたから。
ターゲットの名前読めないとか
だからカグラさん
いつまで経っても下っ端なんですよ」


カグラさん
そう呼ばれた男は
早い話がオッサンだ。

しかもバーコードにめがね。
昭和かってツッコミが聞こえそうだ。


「けっ。悪かったのぉ。
お前さんみたいな見るからにエリートには
俺の努力なんざ見えやしねぇだろうよ」


一方
長身細身ないかにもできそうな男
タスク。

金持ちの坊ちゃんみたいで
なんつーか・・・偉そうで俺嫌いだわ。


そして結局俺は関係ある・・・のか?
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