それでも僕は、お前が嫌いだ

 「いいよ別に。動いてくれるなら何言われても」

 言えば、アベルの左右耳上で二つに結んだ苺色の髪を掴み、オーディンは笑っていた。

 『でぇ?お前の犠牲は』

 淀んだオーディンの瞳にアベルの金色に輝く瞳が映る。

 
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