薄紅の花 ~交錯する思いは花弁となり散って逝く~








少女たち―――紫音と茜の帰途は静かなものだった。


何故なら紫音が思案にふけていたからだ。そんな紫音をくみ取り、茜はただ静かに紫音の様子を見守っていた。

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