薄紅の花 ~交錯する思いは花弁となり散って逝く~





数時間後。


やっとのことで探し当てた数冊の本。己の部屋に山積みされている。


まさかこんなにもあるとは…。驚愕である。これ全て読むともなると、普段読書などそこまでしないものにとっては気が引ける行動だ。


だがやらねばならない。


本を探した時と同じように、掛け声で気合を入れる。道のりは気が滅入るほどに遠いのだ。
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