あんたのどれいのままでいい。
内緒の現場。
「きーたーはーらー」

それからと言うもの、

毎日のように久原が放課後あたしを迎えに来るようになってた。

相変わらずチカが茶化してくるけど・・・

何だか慣れてしまった。

久原の事も前ほど嫌ではなかった。

「なんでしょう直弥様」

それでも変わらず、嫌味は言ってやってるんだけど☆

「今日欲しいCDあるから付き合え。

コレ命令」

「はぁーい」

恭ちゃんと会えない日が続いているのを知って、

久原はあたしを誘っていてくれる。

気が紛れて、あたしには素直に有難かった。
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