隣の彼女は・・・
「名前聞いてなかったですよね。
僕、木下 駿(きのした しゅん)17です。」



自己紹介してた。




自分で『僕』とか言って



また俺は自分を偽って・・・




話し方が・・・俺じゃないし・・・




「私、神崎さくら。年齢は・・・。」


一瞬彼女が躊躇した。




いつもの俺なら言わない




なのに・・・




「女性に年齢は聞きませんよ。」




紳士かよ・・・




俺じゃない・・・




こんなの絶対に・・・・


俺じゃない!




なのに




かなり爽やかに・・・


笑顔を見せてた。



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