隣の彼女は・・・
俺の中で消去した記憶―――


幼稚園のころ


鈴と俺

当然仲が良かった。



それだけじゃない・・・

思い出さないようにしてた記憶




あのころは

俺はいつもイジメられてた。



ちょっとばかり他の子よりも可愛らしかった―――俺。



その女の子のように可愛い俺をからかう
ガキども。



そして、俺よりちょっとだけ背が高くって

ちょっと

いや・・かなり強かった・・・鈴



鈴がいつも俺を守ってくれてた。


そう、全く反対だった。


俺は、鈴に守られてて


でも、それは小さいころまでは良かった。



いつからだろう?



そんな立場がイヤで、鈴の背中に隠れる自分がイヤで

鈴から離れたんだ。




鈴に守られてた記憶は都合よく消去して・・・




どうしてだろう?


分かってる。


俺だって、男だから。




本当は

鈴に頼られる男になりたかったんだ。



だけど、とっくの昔にムリだって悟ってたんだ!


悪いかよっ!



< 239 / 253 >

この作品をシェア

pagetop