隣の彼女は・・・
「私・・・駿が心配だったんだよ。」


え?


「三浦先生が、駿には秘密があるって言ってた。」

「それは・・・」


その原因が三浦先生だろ?

あのヤロー・・・


「駿の中学でのこと知ってるみたいだったから・・・」

「だから?」


三浦先生は鈴に何を言ったんだ?


「それを知られたら
駿が傷つくって言ってた。

だから、私・・・」


まんまと鈴を騙したって訳か?


「だから、三浦先生と付き合うことにしたのか?

脅されたのか、鈴?」



俺は

怒りで拳が震えた。


無性に腹立たしかった。




「違うの・・・


ただ、駿を傷つけるようなこと言うようだったら・・・


やっつけちゃえ!

って

思って・・・監視のつもりで・・・」



「何だよそれ?」


鈴が、脅されたんじゃないのか?


どんな女なんだよ・・・鈴、お前は。


危険だろ?



「でも、私、駿の秘密知っちゃったし・・・

だから、その秘密のために・・・」


俺の・・・秘密?



「秘密って?」



「だって、見たもん。

駿のベットに・・・」



あれかよっ!?


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