*憧れの先輩と同い年のアイツ*

18th of Dec

(あーっ!!またギリギリだよι)


いつもの事ではあるが、美加は遅刻しそうになりながら、駅から学校までの道のりを走っていた。




ただひとつ違うのは、目がひどく腫れていること。



昨夜はなかなか眠りにつくことができなかった。





もちろん、竜也に彼女がいることはショックだった。


しかし、それよりも、有志とあんな別れ方をしたことの方が気になっていた。


今まで有志と一緒にいて、本気で喧嘩をしたことはない。


だから正直なところ、有志との友達関係が壊れるのが怖いのだ。




更には生理前ということもあってか無性に悲しくなり、一晩中泣いてしまったのである。