プラチナ・ラブ

「うわぁ……綺麗……」


ベランダに出ると、今日は星がよく見えた。

花音が星を見て感激していた。


「俺達、こうやって景色眺めてるの好きだよな」

「そうだね。
いつも屋上で眺めてるもんね」


初めて会ったのも屋上だったし……。

思い起こす、あの日。

あの日から俺の人生は変わっていった。


「でも、あたしは大翔と見る景色が一番好きだな」

「そんなに喜ばせても何も出ないけど」

「だって本心だもん」


俺達は顔を見合わせて笑った。


少し前までは……こんな風に幸せに思えることなんてなかった。

心から愛しいと思える人とこうやって並んで笑い合えることなんて……ないと思ってた。


花音と出会って……いろんな気持ちを知った。

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