プラチナ・ラブ


その日の帰り道のことだった。

花音はさっき一緒にいた執事だという男と車に乗って帰って行った。

ああいうのを見ると、やっぱりお嬢様なんだなぁって思う。

俺みたいなヤツとは住む世界が違う。


俺みたいな……寂しい一人ぼっちとは。


「ちょっと、アンタ!」


突然、後ろから女のバカデカい声がした。

俺……じゃないよな。

うん、絶対違う。

気のせいだと言い聞かせて、そのまま歩いて行こうとした。

だけど……


「浅海大翔!!」


俺かよ……。

渋々振り返ると、そこには見たことのない同じ制服を着た、見るからに気の強そうな女が立っていた。


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