光と闇

Episodo1~始まり~

「ここは……何処だ……?」

彼がそう言っても何も聞こえない。

「真っ暗だ。何も見えない……。まるで『闇の世界』だ……。」

彼の周りは闇に覆われていた。何も見えない、誰も居ない、

彼がそう思った時、何が見えた。

「あれは……なんだ……?……人か?」

彼がそう言った時、せの人影はどんどん彼の周囲に集まってきた。

「な、なんだ!?」

『ザシュッ』

彼の近くで何かを切り裂く音が聞こえた。

彼は周囲を見回した。そして彼の近くに真っ赤な液体が落ちていた。

彼がその液体に触ってみたらそれは血だった。

「な、なんだよこれ!?なんで殺し合いしてんだよ!?」

そう。人影たちは彼の周囲で殺し合いを始めたのだ。

「おい!やめろよ殺し合いなんて!多くの人々が死んで悲しむだけだろ!!

殺し合いなんてしたって、何も………何も残らないだろ!!」

彼は、必死で人影たちを止めようとしたが、彼の声は人影たちには届かない。

しかし彼は諦めずにさっきよりも大声で言った。

「もう、やめろ!!」

彼がそう言ったら、人影たちが動きを止めた。そしたらその人影たちが、彼に言った。

「キミハダレ?」

「ドウシテココニイルノ?」

「ドウヤッテコノセカイニキタ?」

「キミハドコノセカイカラキタ‘ニンゲン’ダ?」

「えっ、ちょっ、何だよ!?来るな、近寄るな!!」

「キミハドウシテ、ボクタチノスルコトヲトメヨウトスル?」

人影たちは、どんどん彼に近づき、彼に質問をする。

「ネェキカセテ……。」

「キミノコタエヲ。」

『ボクタチヲトメルリユウヲ……。』

「うっ、うわぁ―!!」

彼は叫び目を覚ました。

そしてその叫びは、教室中に響いた。

「ほ~だ~か~!」

「え、あ…あれ?」

「あれ?じゃない!!今は授業中だぞ!」

「…すみません。」

「ったく。授業に戻るぞ。」

彼は席に着くと、深いため息をついた。

(俺何やってんだよ…。)

そう思いながら時間は過ぎていった。




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