愛してる、愛してた、バイバイ。
『ふー………
…どの先公だよ』
今更だが、誰だよ。
呼び出した奴。
來未なんも言ってなかったし…
………後で少し虐めてやろうか。
俺は一旦職員室に来たが、全員俺を見て頭を下げたり、模試も頑張れだの、言うだけ。
………職員室には居ないのか。
職員室を出て行くと、木谷がバッチリメイクして、居た。
「優哉君………何故此処にいるの?
社会の資料室にって言ったわよね?」
木谷が少し焦った様に言う。
あぁ、木谷か。
『來未の野郎、場所も先公の名前も何も言わなかったからしんねぇよ。』