愛してる、愛してた、バイバイ。







「ゆぅく、髪、髪の毛が変色してる!」




『うん。染めたから。変色って言わないで。』



少し、傷ついた。



由良の幼心も可愛いけど、時々棘が見える。てか、刺さる。




「優哉、私あっちでパンフレット?学校案内?貰って来るから、由良宜しく。」





と言って、由良と繋いで居た手を離して、人だかりへと紛れ込んで行った。






「ぉかぁさー…」



『由良。行こっか。』



そう言って、まだまだ軽い由良を抱っこする。





「ん、あったけー」





『由良、言葉遣い。』





時々、俺とか、兄貴とか弟の真似して、言葉遣いが荒くなるから、少し困る。





「ゆぅく、入学おめぇとー」




『クスッ



ありがとう。』






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