わたしの心をあなたにあげる



「確かに智樹はイケメンだねぇ。でもお兄ちゃんだし」







それまで黙ってた智樹が口を開いた。





















「そうか。君たちが優衣の笑顔を取り戻してくれたんだ。ありがとうな。優衣。いい仲間が出来たな」






そう言って智樹はなでなでしてくれる。



「うん!」














こうして慌ただしい体育祭は幕を閉じた──────








< 130 / 207 >

この作品をシェア

pagetop