シュガーレス

*1



その日、


学校に着くなり、美里がやって来て


「ごめんね」


と謝ってきた。


何かよくわかんないけど、どうやら昨日、私の趣味が悪いって言った事に対してらしい。




別に謝らなくていいのに。



何でこんなに


あなたが好きなのか


私にもわからないから。


だから昨日、


あんなに真っ直ぐに、誰かを好きだと言える美里が


羨ましかったんだ。






私の方こそごめんね。


心の中で謝った。








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