シュガーレス
これ、
この感じ。
まるで引き寄せられるように、その人を追いかけていく。
相変わらず、スッとした後姿。
あ、髪の毛切ってる。
なんてボンヤリと思いながら、ついて行くと
不意に振り向かれた。
「何か用か?」
あぁ…。
あなたが私を見てるっていうだけで、頭がおかしくなりそう。
もっと私を見て。
「坂本?」
もっと名前を呼んで。
私のあなたへの想いは、
焦がれて、焦がれて、
どうしようもない。
「先生…」
ねぇ、
私を愛して?