空蝉の光 -桜花乱舞-
第2章 乱流の雲空


数日後。



私はお母さんの手伝いで洗濯物を干していた。



今日は天気が良いから、よく乾きそうだ。



「そういえば、最近一哉君と会ってないな…」



いつの間にか私は無意識にそう呟いていた。



「一哉君って誰?」



すると、突然お母さんがヌッ
と私の横に立った。





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