一緒に、歩こう
「じゃ、失礼します。橋詰先生」
あえて彼のことも、
先生と呼ぶ。
知らなかったとはいえ、
もう彼も見習い教師。
あたし達の間柄は、
教師と実習生。
ここまで厳しく思うのは、
理由もある。
なんせ、あたし達には
少し問題があるから。
「授業始めまーす」
教卓に立って、号令をする。
あたしはいつも通り、
授業を進めることに。
みんなはいつもと一緒、
ではなかった。
「橋詰先生~!」
「ん?どうした?」
女子生徒が声を上げる。
後ろには、何故か
竣が立っている。