一緒に、歩こう
13





去年と同様。

寒くてどうしても起きられない。

布団が恋しいと思いながらも、

洗面所に立つ。

今日は文化祭で、

あたしは朝早く学校に

行かなければならない。





「しょうがないか…」





するとそこへ1本の電話。

あたしは朝から誰だろうと思いながら、

電話を手に取る。

ま、この時間にかけて来るのは

紗夜か香織か、たまに誠二さん。

そして隼人しかいない。




「もしもし」





お見事、電話の相手は隼人で。

あたしは寝ぼけ眼で電話に出る。






『何してんの』




「準備だよ。先生に早く行ってって頼まれちゃって」




『じゃ俺も行く』




あたしは歯ブラシに、

歯磨き粉を付けながら返事を返す。





< 362 / 497 >

この作品をシェア

pagetop