愛染夢路
「高原…ちゃんと行ってるかな?」



カッチと火を煙草につけた。



「アイツのことだ…まだここにいるかもなぁ俺の隣とか・・・はは・・・。」



弱弱しい声。



何もかも愛しかった先生に私は触れることも…

できないんだね?



「言って…やればよかった。『好きだ』って。

簡単なことなのに。後悔するって分かってたのに。

明日も会える、って思っていたから・・・」





泣いていた。



心が痛かった。







胸が締めつけられた。






                                                                                                                                                 




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