愛染夢路




でも…それじゃ私にも、先生にも

いけない気がした。

手紙を書いて長谷川先生のポケット

につっこんだ。




「先生…ばいばい…ちゃんと…私の分まで生きて、そんで啓祐と翔をよろしく・・・ね」




「わかった・・・。だから…安心して・・・行ってこい!お前は・・・俺の中で一番愛しかったんだな…大好きだったよ」





嬉しかった。それと同時に悲しかった。






生きているものは全て何かを愛し、

世から姿を消す。



子供はきっと愛の結晶だと思う。




生き物って・・・幸せ者なんだね?

ねぇ…せんせ・・・?

嫌いでもいい。



私はただ先生を想ってたかったの。



これからも・・・


私はあなたを想ってます。








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