愛染夢路
『いつから?』




少しキレ気味の感じで聞いてくる。




『別に。先生としてだけど。』




ふ~ん、とまだ納得していない様子。




『オレはさ弥生のことむっちゃ好きだから!』

ぎゅっと私の手を握った。




『…キス…してもいい??』

予想もしなかった。






『…まだ…出来ない…』




分かっていたはずなのに…




叶うことのない恋は







人を傷つけるってことを。


< 27 / 211 >

この作品をシェア

pagetop