愛染夢路

きっかけ



ようやくクラスにもなじんできた。


だいたいだけど、男子の顔も覚えていた。




「高原!テストがんばろぉな!!」




男子が声をかけてくる。

ウゲェ…話かけんでもいいのに…。




私は男に囲まれるのは嫌いだ。



キ―…ンコ―…ン




「あぁ!!テストぉぉぉ」



クラス中に私たちの叫び声が響きわたった。
< 6 / 211 >

この作品をシェア

pagetop