青空DAYS


その日も暑く、空が外に行こうと言った時間は3時。
日差しがキツい時間。
僕は日焼け止めを塗り、帽子を被って、ポケットに日焼け止めを入れて外に出た。
出てみれば、ジリジリと暑い。
アスファルトから上がってくる蒸気。
そして上からさんさんと降り注ぐ太陽。
僕は空の手を引き、早く歩いた。


「よ、夜!痛いよっ」

「のろのろ歩いてられないんだよ」


そう言い、空の顔を見た。
少し悲しそうな顔を見せた。
僕は『空』を歩きながら見上げる。
……………ほらみろ。
こいつが感情を出せば、『空』も同じ感情を出すんだ。


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