[続2]素敵過ぎる恋愛…あなたの世界へ

この頃、貴俊さんは女性物の香水をスーツにつけてくることが多くなった。

接待とか自分のお店周りとかだと思うけど、

やっぱり苦しい。


以前は、私が嫌がる事が分かっているのか気をつけてくれていたのに。

私が、貴俊さんにそのことを言うと、

ごめんな、気分悪くなるか?って聞いてくれるけど、

私の気分が悪くなるのはただの嫉妬。

貴俊さんが心配してくれるのは、体調。


なかなかかみ合わないこの頃。



でも、話をして以来、貴俊さんのスーツからはにおいが消えた。

すぐに消せることができるってどういうことなのか?

分からないけど…

私は疑うことはしないでおこうと思っていた。


ただし、今日帰ってくるまでは・・・
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