天神学園高等部の奇怪な面々29
「…って、クドクド説明が長いのだ理事長!」

渉が脱臼しそうな勢いで龍娘が手を引っ張る。

「屋台の端から端まで土産を買い占めるぞ!付いて来いわたるん!そら、貴様らもわたるんの土産入手を手伝わんか!」

「よし来た!」

「じゃあ僕らはこっちから買って行きますね!」

「私と優君はこっちから!」





賑やかな夏の夜。

渉は両手いっぱいの土産物の重みで汗をかきながら、家へと続く石段を登る事になる…。







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