蒼空模様



「そんなつもりじゃなかったの!

ごめん!許して!!」



「・・・ごめん?

 梓、何言ってるの?」



「・・・え?」



「そんな言葉で許されると思ってる?

 甘いんだよ。いつも、お前は」



机にあったハサミを握って

梓にめがけて投げる



「いやっ!!」



「・・・避けないでよ。

 腕に当てようとしてるのに

 全然当たらないじゃん」



「あんた、本当に狂ってるんじゃ・・・

 私たち、信友だったよね!?」



・・・・・・信友・・・・・・



「・・・お前がそれを壊した。

 お前が勾玉を壊しさえしなければ

 ずっと耐えることが出来たのに・・・!」



シャーペンを握りなおして

梓めがけて投げる



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