Last Princess ~最後のお姫様~
第1章 王子様

暑い日が、ここ何日も続いてる。
浅井 美和 (高1) 私は今日1人で東京に上京してきた。
(き…緊張する…。)
緊張しながらも、どこかワクワクしてた。山形県のド田舎から来た私。東京という大都会に来たのは生まれて初めてだ。
(ここかな…??)
紙に書かれた住所をたどって、1つのアパートに着いた。
すごく古くさく、ボロボロで今にも倒れそうだった。
「ここに…今日から住むのか…。」
一気にテンションが下がった。
「まっ仕方ないか…!」
と言いながら部屋に向かった。
部屋に向かう途中、階段から降りてきた人にぶつかった。
「す…すいませんっ。」
「あ…いいよ。ごめんね。」
その人は黒髪で、身長が高くスラッとしていて、大きい瞳に長いまつ毛…まるで王子様!みたいな人だった。しばらく私は見とれていた…。すると、
「大丈夫??」
と心配そうな顔で私を見てきた。思わずドキ…。
「あ…大丈夫ですっ。」
「そう。よかった!じゃあね。」
笑顔で私の王子様は去っていった…。
(また…どこかで会えるよね…)
私は部屋に向かった。
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