図書室で君と~俺様王子との恋~

図書室で偶然~花音side

「いい本ないかなぁ」

それにしても、ここの図書室大きいな
ー。本もたくさんあるから本好きの
私にはうれしいな。




「……あっあの本よさそう」


そう言って私が指を指したのは本棚の
上の方。うぇ~。高いよ。


「ん~届かない~……あれっ
 取れたっ」


てか取れたって言うより何か本が勝手
に動いたって言うか……。

私がこういう感じでメルヘンな事を思
っていると、


「はい」

急に頭上から声がした。……えっ







あっそういうことか。この人が本を
取ってくれたんだ。納得……てこ
とは、この人にお礼いわなきゃ!!


「あっありがとうございます」

私はすぐさまお礼を言った。だけど
返ってきた言葉は、



「あぁ」

そっけない返事だった。しかもその
後、その人はすぐに行ってしまった
。まぁ別にいいけどね。そっけなく
てもさ。でも顔はちょっと……
いや、かなりイケメンだった。


私はそんなことを考えてから、


「もう帰るか」


図書室を後にした。

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